Jリーグ 2017シーズン
今シーズンのJ1リーグも開幕してから、
昨日までの時点で10節まで消化しました。
Jリーグ発足から25年目のシーズン。
この年から放映権の更新に伴い、
メディア中継はそれまでのスカパー!によるテレビ中継から、
イギリスのパフォーム・グループが展開する
OTT(*ライブ動画配信)サービス「DAZN」になりました。
また、“Jサテライトリーグ”も再開しました。
実戦経験の乏しい若手育成目的で始まったJサテライトリーグですが、
残念ながら、練習試合と変わらない状況で真剣勝負の場にならず、
2000年代中頃よりJFAも18歳から20歳の強化を進める中、
そのリーグ(*サテライトリーグ)の存在自体を疑問視されるようになっていました。
さらには、サテライト組織とは別に、
第1種のアマチュアチームをJFLや地域リーグ、都道府県リーグに参加させる
Jリーグクラブも出てくるようになってきていました。
さらに追い打ちをかけるように、
景気低迷の影響で各チームとも経費削減が急務となっていることもあり、
2009年限りでJサテライトリーグの開催は終了しました。
そのJサテライトリーグも昨年より復活。
今シーズンより
J1のベガルタ仙台、アルビレックス新潟、清水エスパルス、サンフレッチェ広島、
J2の湘南ベルマーレ
の5チームが参加します。
サテライトリーグに触れた関係で、
ここでJ1クラブのある数字で見てみましょう。
札幌:5人、仙台:2人、鹿島:6人、浦和:1人、大宮:7人、柏:9人、
FC東京:6人、川崎:3人、横浜FM:2人、甲府:0人、新潟:2人、清水:2人
磐田:3人、G大阪:12人、C大阪:17人、神戸:8人、広島:6人、鳥栖:2人
・・・
この数字は、直接トップチームに昇格して、開幕を迎えた選手の数です。
(*但し、移籍が挟まれている、地元ユース出身もカウントしたら場合、この数は変動します)
これはJ3にU-23チームとして参加していることも無関係ではないでしょう。
一方で、柏は(U-23が)J3に参加していないのに、トップへの供給数が多く、
『自前で育成するクラブ』として熟成していることがわかります。
「J1にふさわしいクラブ」という言葉がありますが、
この“育成”の部分は、プロリーグのクラブにとっては、
とても重要なポイントだと思います。
例えば、
「“育成クラブ”としての要素がなければ・・・J1に昇格すべきでない」
ということを理解しているからこそ、
湘南ベルマーレは、今シーズンJ2リーグにも関わらず、
続けてサテライトリーグに参加しているものと思われます。
👆ちなみに昨年(2016シーズン)は、
ベガルタ仙台、鹿島アントラーズ、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレ、
アルビレックス新潟、名古屋グランパスエイト、ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島F.C
の9クラブが参加。
国内プロサッカーリーグの1部リーグ、
J1リーグは、ご承知の通り全18チームあります。
●ホーム、アウェーの違い
●現在のチームの順位(*優勝、ACL枠、降格等の争い)
●プレーヤーの故障、累積カードなどによるチーム事情
●相手チームへの対策(*システム変更)
・・・
試合によって、各チームの様相は変わるものですが、
私は、18チームの試合は最低1試合は観たいと考えています。
全て、現地(スタジアム)で観戦、分析することが望ましいのですが、
現実には、かなりの困難をも伴いますので・・・
テレビ中継を通して分析をしていきたいと思います。
日本サッカーの最高峰のリーグ、Jリーグが
『盛り上がる』
『成長する』
ことが、
この国のサッカーを成長させる大きな要因になることは
間違いありません。
主要国のリーグも気になりますが
・・・
私たちの国、日本には
『Jリーグ』
があります。